しかし、近年、売買・賃貸の仲介を中心として、ワンストップサービスのビジネスモデルを展開する不動産会社が増えてきました。
マンションや戸建ての開発分譲、受託販売も行っており、リフォームにおいては、デザインから設計・施工まですべて一貫して自社で行うという新たなタイプの不動産会社です。
これによって、顧客は窓口一つでほぼ全ての選択肢の中から、理想の住まいを効率的に探すことができるようになりました。
また、専属のフィナンシャルプランナーが組み込まれたワンストップサービスであれば、無料で住宅ローン相談や銀行との金利優遇交渉、各種保険見直しをしたり、購入とリフォームをセットで行う段取りを取ることでリフォームローンを長期間低金利で組めたり、コスト面でも多くのメリットを享受することもできます。
もちろん、契約から入居までのフォローアップ(ローン手続き、不動産手続きなどの各種手配、損害保険契約から引越し・インテリア業者などの紹介など)まできっちり行ってくれます。
さらに、お住まいになってからも、例えば、中古住宅の購入であっても無料のアフターメンテナンス(簡単に言うとキャリアのある元大工の無料補修サービス)が利用できる、という顧客にとって非常に嬉しいサービスを受けられるケースが増えてきました。
不動産会社側からすれば、すべての顧客ニーズに対応することにより、営業機会のロスが少なく、成約率が高くなる他、事業間のシナジー効果で、顧客単価が高くなるというメリットがあり、ウィンウィンの関係が構築できるのです。